コードの読み方がよくわからないんだよな・・・
コード表記には法則があるので、それを理解すれば簡単に読めるようになりますよ!
この記事を書いている僕は、現在ベース歴28年。ときどきプロのアーティストのライブサポートや、レコーディングでベースを弾いています。
この記事は【ベース初心者のための音楽理論】の第四回目になります。
今回は「コードの読み方」についてです。
コードの表記は、楽譜を書く人・国・ジャンルによってまちまちですが、ある程度決まったルールの上で表記されているので、今回はそのルールを説明したいとおもいます。
仕組みがわかれば、コードを読むのはもちろん、自分でも楽譜にコードをしっかり記入することができます。
コード表記についてあやふやだという方は是非この機会に覚えてください。
過去の音楽理論♯1~3の記事はこちらの記事をご覧ください
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■【ベース初心者のための音楽理論♯4】コードの読み方を理解する
◇ コード表記の法則
コードの表記には法則があります。
下の図をご覧ください。
数字のエリアに、コード構成音の情報をそれぞれ記入していきます。
テンションとは8度よりも上の音(9度、11度、13度)になります。
また、コード表記にはルールもあり、これも覚えておく必要があります
◇ コード表記ルール
- 長3度・完全5度は表記しなくてよい
- 3度がマイナーの場合は「m」を表記
- 7度がメジャー7度は「M7」、マイナーの時は「7」を表記
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◇ 実際にコードを例にして解説
試しに実際のコードを例にして図を埋めてみましょう。
・CmM7
読み方 : シー・マイナー・メジャー・セブンス
構成音 : C(ルート)、 E♭(短3)、G(完全5)、B(長7)
・Cm7♭5
読み方 : シー・マイナー・セブンス・フラットファイブ
構成音 : C(ルート)、E♭(短3)、G♭(減5)、B♭(短7)
・Cadd9
読み方 : シー・アド・ナインス
構成音 : C(ルート)、E(長3)、G(完全5)、D(長9)
・C7sus4
読み方 : シー・セブンス・サス・フォー
構成音 : C(ルート)、F(完全4)、G(完全5)、B♭(短7)
音の情報を図のどこに書けばいいかと、表記のルールがわかれば簡単ですよね!
◇ コードの表記の違いをご紹介
現場によっては違う表記で書かれていることもあります。
上で記載したものとは別の表記も一応ご紹介しておきます。
コードの表記の違い
メジャー : 無表記、maj、△
マイナー : m、min、-
ディミニッシュ: dim、o
オーギュメント: aug、+
フラットファイブ: ♭5、-5
メジャーセブンス: M7、maj7、△7
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■ まとめ
今回はコードの読み方について解説しました。
現場によって表記が多少変わったり、最初は少し難しいかもしれませんが、意識し続けていればすぐに慣れていきます。
ご自分でも「この構成音のコードはどう表記すれば良いの?」なんて考えてみると理解のスピードも速まると思います。
この記事がベーシストさんのお役にたてばうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました