飛行機でベースを預ける時ってどんな風に梱包すれば安心かな?
ベーシストさんのそんな悩みにお答えします。
飛行機移動の時に空港でベースを預けるのは結構不安ですよね。
大切な楽器ならなおのことです。
そこで、本記事では飛行機でベースを預ける際の梱包方法をご紹介させて頂きました。
今まで国内線・国際線両方で20回以上はこの方法でベースを運びましたが、一度も破損はありませんでした。
これからベースを持って飛行機に乗る予定のある方で不安な方は、是非最後まで読んでいただければ嬉しいです。
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■ 飛行機でベースを預ける際に気を付けること
飛行機で楽器を運ぶ際、ベースの様に大きな楽器の場合は下記の2通りの方法があります。
- スーツケースなどと同様に『預け荷物』にする
- 楽器用の座席を追加購入して、『機内に持ち込む』
機内に持ち込む方法については僕はやったことないので、今回は預ける方法だけ今回は記載します。
★楽器類を預ける際に気をつけること★
- 航空会社の無料で預け可能な荷物の「重さ・大きさ・個数」を確認しておく
- 楽器は必ずハードケースで
- ハードケースに鍵はかけず、布テープとスーツケース用のベルトで止める(任意)
- 電池やモバイルバッテリーは手荷物で
- 指板潤滑剤はスプレータイプのものは避けるのが無難
- 乾燥剤を入れる
- 弦を緩めておく
- 楽器を受け取る際は、大型荷物の受取口の場合が多い
・航空会社の無料で預け可能な荷物の「重さ・大きさ・個数」を確認しておく
航空会社によって預け荷物として無料の基準が若干違います。
余計な出費を避ける為にも事前に確認しておきましょう。
・楽器は必ずハードケースで
飛行機で荷物を預けると、スーツケースがへこんだり傷ついたりしてるのはよくありますよね。
酷い時はキャリーの足が壊れてたなんてことも聴きます。
乱暴に扱われたとしても大切な楽器が壊れないように、必ずハードケースで預けるようにしましょう!
ハードケース内も緩衝材などを使って楽器が動かないように厳重に包装しましょう
・ハードケースに鍵はかけず、布テープとスーツケース用のベルトで固定する(任意)
いつも海外でライブする際にお世話になっているイベント事務所の方から聞いたことなのですが、基本的に国際線の飛行機で荷物を預ける際には鍵はかけない方がいいそうです。(スーツケースも楽器のハードケースも)
鍵をかけない方が良い理由は、荷物をスキャンして危険物が入っていた場合に鍵がかかっていると、鍵を壊されてしまうことがあるからです。
鍵を壊せない場合、荷物は送ってもらえないこともあるそうです。そうなったら最悪です!
とりあえず楽器のハードケース内には電池やスプレーなどの危険物は入れないように気をつけましょう!
鍵をかけない為、ケースが開かないように留め金の部分を布テープでしっかりと固定します。
おまけに保険で2本のベルトで全体をきっちり固定させます。(ベルトはスーツケース用のベルトで100均で購入しました)
この方法で中国・韓国・台湾などにも無事にベースを持って行くことができました。ちなみに日本国内の移動の時にもこの方法でいつも移動してます。
ただこれは僕のやり方なので、あくまでも参考として、鍵をするかしないかも含めてご自分で判断頂ければ幸いです。
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・電池やモバイルバッテリーは手荷物で
バンドマンにとって必要不可欠な電池ですが、電池やモバイルバッテリーは基本的に預け荷物に含めることはできません。
- アクティブベースの場合はあらかじめ電池を抜いておきましょう。
- エフェクター類も預け荷物にする場合は電池を抜いておきましょう。
ちなみに僕はエフェクターの数は少ないのでスーツケースの中にエフェクターボードごと入れて預けてしまってます。もちろん電池は抜いた状態です。
- エフェクターボードを手荷物で機内に持ち込む場合は、航空会社によって手荷物可能なサイズが決まってますので事前に確認しておきましょう!
- 機内に持ち込めるモバイルバッテリーの種類や個数は各国の基準をチェックしましょう。例えば中国では機内に持ち込めるモバイルバッテリーの種類は100Wh以下で、それが製品に記載されている物に限られます。
・指板潤滑剤はスプレータイプのものは避けるのが無難
弦のさび止めや、指の動きを潤滑に重宝する指板潤滑剤ですが、スプレータイプのものは避けた方が無難です。
というのも空港で危険物と判断されてしまった場合、荷物は飛行機に積んで貰えないからです。直接塗るタイプの指板潤滑剤を持っていくようにしましょう。
どうしてもスプレータイプが良いという方は、楽器のケースではなくスーツケースの方に入れると良いでしょう。(スーツケースの場合、危険物と判断されるとすぐに呼び出しがかかるので)
ちなみに僕は過去に一度だけ海外の空港でスプレータイプの指板潤滑剤を没収されたことがあります。中国の国内便での移動の時でした。
楽器のハードケースにうっかり入れてしまっていたんですね。
その時はたまたまスタッフが確認してスプレーを取り出して対応してくれたので事なきを得たのですが、もし輸送されなかったらと思うとぞっとしますね。それ以来、直接塗るタイプのものを持っていくようにしています。
●直接塗るタイプでおすすめの指板潤滑剤
海外でライブをする時の注意点についてはこちらの記事を参考にしてください
・楽器用湿度調整剤を入れる
長時間の移動の場合、温度や湿度の差でおこる結露なども気になりますよね!
念のために楽器用の湿度調整剤をハードケース内にいれておきましょう。
●おすすめの湿度調整剤
楽器用湿度調整剤についてはこちらの記事をご覧ください
・弦を緩めておく
飛行機の貨物室の温度は客席と違って細かく温度設定が出来ないそうです。
そのため楽器のダメージを抑えるためにも弦は緩めておきましょう!
・楽器を受け取る際は、大型荷物の受取口の場合が多い
飛行機が着陸して荷物を回収する際に、ベースなどの大きな荷物は通常で指定されたベルトコンベアーからは出てこないことが多いです。
同じフロアに大型荷物の受取口があることが多いので、しばらく待ってもベースが出てこない場合はそちらに行って確認してみましょう!
海外の場合は9割くらいの確立で大型荷物の受取口から運ばれてきます。気の利いた空港だと、指定されたベルトコンベアーまで届けてくれるところもありました。
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■ まとめ
今回は飛行機に乗る際のベースの梱包方法について書かせていただきました。
いかがだったでしょうか?
あくまで僕がやっている方法なので、鍵をかけないなどが不安な方は是非自分の方法を見つけて頂ければ幸いです。
この記事がベーシストさんの参考になってもらえたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました