ベース初心者が、演奏する時に気を付けることって何かな?
ベース初心者がよくやってしまう悪い癖が3つあるので説明しますね!
この記事を書いている僕は、現在ベース歴28年。ときどきプロのアーティストのライブサポートや、レコーディングでベースを弾いています。
今まで沢山のアーティストやバンドのライブを見てきました。
同じベーシストとして、やはり他のバンドのベースさんには必ず目がいくのですが、もちろん上手い人もそうでない人もたくさんいます。
そこでこの記事では、特に初心者がやってしまいがちなマイナス印象を持たれやすい3つのポイントについてご紹介したいと思います。
どれも基本的で簡単なことです。
どうせベースを弾くなら悪い印象は持たれたれたくないですよね?
初心者の方は是非チェックしてみて、もし当てはまっているという方はその部分を意識して練習するようにしてみて下さい。
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■ ベース初心者が普段の練習から意識すべき3つの事
(1)ピッキングは一定の強さで弾けているか
良くありがちなのが、 ピッキングの強さが均一でないことです。
これは指弾きの場合、人差し指・中指で強さが違うという事です。
オルタネイトでベースを弾く場合、出音にバラつきがあると曲やグルーヴに違和感が出てしまいます。
もちろん意図的に「ダン・ドゥン・ダン・ドゥン」とアクセントをつける場合もありますが、基本的に同じ音量で演奏することが多いので、自分のピッキングに強さのバラつきが出ていないか意識して練習しましょう。
※オルタネイト・・・指引きでは人差し指と中指で交互に弾くこと、ピック弾きではアップとダウンを交互に弾くことを言います。
ピッキングの練習のポイント
(1)人差し指・中指それぞれ一本ずつでピッキングしてみて音量差が無いかを確認する。
※ピック弾きの場合はアップとダウンそれぞれで音量差を確認
(2)それぞれ同じ音量が出るようにピッキングする
(3)オルタネイトで弾いてみて音量差が無い様に練習する
音量差が著しく違う場合、ピッキングする方の手のフォームを確認すると良いでしょう。
指弾きの場合は、弦に対して直角に右手を置くよりも、少し手首をブリッジ側に傾けることで、人差し指と中指の弦にあたる長さの差を均一化することができ、ピッキングの強さが一定になりやすくなります。
同じようにピック奏法でもアップとダウンで同じくらいの角度や深さで弾けていると音量が一定になりやすいです。
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(2)音と音のつながりが滑らかであるか
曲中でルートが変わるタイミングや、ベースのフレーズを弾くタイミングで音と音が上手くつながらずに細かく切れてしまっている人がいます。
聴き手としては気持ちよく演奏を聴いていても、少しでも音が切れたりぎこちなくなったりした瞬間にフッと集中がとけてしまいます。これはもったいないですよね。
滑らかに音がつながっているかどうかはとても重要なので普段から意識しておきましょう。
音のつながりを維持する練習のポイント
(1)コードの移動やフレーズを弾く際の運指を出来るだけ滑らかにする
(2)実際に自分の弾いている音を録音して客観的に聞いてみて、音がつながっていない部分を確認する
自分の演奏した音を客観的に聞いてみることは上達にかなり繋がります。
これはバンド練習・個人練習どちらにも言えることです。
録音方法は手軽にiPhoneのボイスメモなどで録って確認するのが手間がかからなくて良いと思います
とにかく、演奏したら聴いて確認してみる癖をつけると良いでしょう。
(3)音を切るときに変な所で切っていないか
大抵の人は音を出す時はどこに合わせるか集中して演奏しますが、音を切るタイミングまでは以外と意識していない人が多いです。
音を切るポイントを意識するとしないでは曲の完成度がだいぶ変わります。
例えば小節の最後など、ベース音を伸ばす部分って結構ありますよね。
ここで意識するのは、どういう風にフェイドアウトしていくベース音をコントロールして、どの部分で最終的に音を消すかです。
その辺を丁寧に演奏すると曲の完成度があがり、逆に適当に弾いてしまうと残念な印象が残ってしまいがちです。
また、音をカットアウトする場合なども同じで、どの部分でバシっと音を切るのかを意識します。
その辺をしっかり決めて演奏することで曲のカッコよさが格段に変わります。
是非音を切るタイミングまで意識して練習してみて下さい。
音を切る練習のポイント
(1)曲を聴き、音を切る部分を分析する
(2)いろいろな部分で音の切り方を試してみる
カットアウトの場合は、他のパートと一緒に音を切ることが多いので、どこで切るかをメンバーと話し合うといいですよ
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■ まとめ
今回はベース初心者が練習で気を付ける3つのポイントについてまとめました。
● 練習で気を付ける3つのポイント
(1)ピッキングは一定の強さで弾けているか
(2)音と音のつながりが滑らかであるか
(3)音を切るときに変な所で切っていないか
もし心当たりのあるかたは、これからはその部分を意識して練習してみて下さい。
最後に全ての問題に共通して対策できる練習法として、普段からアンプから音を出して練習することを強くオススメします。
普段の練習を生音でしていると自分の演奏の音やタッチが正確に確認できません。
そうしていざ実際にアンプを通して弾いてみたらイメージ通り弾けていないことが多いです。
この記事が初心者さんのお役に立てばうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました
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