どの会場でも安定した中音を作るコツは?ライブで失敗しない中音の作り方を解説しました!

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どの会場でも安定した中音を作るコツは?ライブで失敗しない中音の作り方を解説しました!

 

ベーシストさん
ベーシストさん
  • ライブの中音が毎回安定して作れないんだよな・・・
  • 初めてのライブハウスだと中音を上手く作れないんだよな・・・
  • リハーサルの時と本番で中音が変わるんだよな・・・

 

ベーシストさんのこんな悩みにお答えします。

 

この記事で分かること
  • ベーシストがどの会場でも安定して中音を作るコツ
  • 中音作りでありがちな問題と、その解決法

 

中音がうまく作れないと悩んでいるベーシストは少なくないと思います。

特にライブ初心者の方や、初めての会場でライブする機会の多いバンドマンはそうかもしれません。

中音を上手く作るにはコツがあります。

今回は僕が今まで200回以上ライブをしてきた経験から『ベーシストが安定した中音を作るコツ』を書かせていただきました。

このコツさえ理解してしまえば短時間のリハーサルでも中音を整えることが可能です。

ベーシストさん向けの内容ですが、他のパートの方にも参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。

 

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■ ライブで失敗しない中音の作り方を解説

□ 中音について簡単に説明

ステージ上のモニタースピーカーの画像
ステージ上のモニタースピーカー

 

ライブ会場では中音外音の2種類の音があります。

 

中音・・・演奏者が聴くステージの中の音です。ステージのモニタースピーカーから出ています。


外音・・・お客さんが聴く会場の音です。ライブ会場のメインスピーカーから出ています。

 

大抵の場合は演奏者全員にモニタースピーカーがステージ上に用意されてます。
演奏者は自分に必要な音を返してもらうことで、自分が演奏しやすい中音を作ることになります。

 

□ 中音作りでよくある失敗例

 

中音作りでよくある失敗例


  • 自分の音を大きくしすぎて他の音が聞こえない
  • 全部のパートの音を大きな音量で返してしまい、合わせるべき音がしっかり聞こえない
  • LOWを出しすぎてステージ上で低音がまわってしまう

 

ナベコロ
ナベコロ

僕も最初は何度も失敗を繰り返しました。
思い当たる人も意識すればすぐに改善できるので大丈夫ですよ!

 

□ 中音の上手な作り方

ステージの上のベースの立ち位置の画像
ステージの上のベースの立ち位置

 

・手順① ベースとドラムとの音量バランスを調整する

まずはベースとドラムの音量を調整します。ドラムの音はベーシストとしては一番意識しなくてはならないですよね。

ベースとドラムの音量バランスの調整のしかた

① まずはベースアンプの音量を生ドラムの音量に合わせて設定する

② 次にモニタースピーカーからの足りないドラムの音を返してもらう

 

会場の大きさやメンバーの配置によっても聞こえる生のドラムの音量が異なるので、その場合は臨機応変に対応しましょう。

 

ドラムの音が良く聞こえる場合

ベースアンプの音量はドラム全体の音量に合わせ、必要に応じてバスドラやハイハットなど単体の音を追加でモニターから返してもらいましょう。


ドラムの音があまり聞こえない場合

ベースアンプの音量はいつものスタジオ練習と同じくらいにして、ドラムの音はモニターから全体的に返してもらいましょう。

 

ナベコロ
ナベコロ

どの場合でもドラムの3点(バスドラ・スネア・ハイハット)がしっかり聞こえるように調整すると、リズムに合わせやすいですよ!

 

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・手順② 重要なパートの音量を調整する

重要なパートの音とは 『この音さえ聞こえていればしっかり演奏できるという音』です。

ここで選ぶ音数としては1個、多くても2個くらいにとどめると狙った音がしっかり聞こえるのでオススメです。

この時に選んだパートの音は、いつでもしっかり聞こえるように調整しましょう。

 

ナベコロ
ナベコロ

ここまで済めば、演奏するのに支障はないくらいに中音が調整されています

 

・手順③ その他のパートの音量を調整する

その他のパートの音を調整していきます。

自分のモニターから返さなくても少しは聞こえてるはずなので、必要なら返してもらう程度でOKです

 

ナベコロ
ナベコロ

手順②までで調整した音が聞こえずらくならない程度に、うっすら返してもらう位がオススメです

 

・手順④ 最終的に微調整する

他のメンバーも各自のモニターを調整してたり、PAさんも外音を調整してたりする関係で、リハーサルがすすむにつれて自分の周りの中音のバランスが変化してきます。

最終的に確認をして、ちょうどいいバランスに微調整しましょう。

 

ナベコロ
ナベコロ

僕の場合、『ベース・ドラム・重要なパート』の3つの音がちゃんと聞こえていて、その上で他のパートがうっすら聞こえるレベルに調整します。ボーカルなどはとくに返さなくてもしっかり聞こえることが多いのでほとんどの会場で返さないです。

 

□ 中音作りでありがちな問題と、その解決法

ベーシストがリハーサルでよく問題になる点と、その解決法をまとめました。

 

・ベースアンプから自分の音が聞こえずらい

自分とアンプとの位置関係などが原因で、アンプの音が聞こえずらい事があります。

 

★解決法
・アンプの向きを自分に向ける
・アンプが近すぎる場合、少し遠ざける
・モニターから自分の音を返してもらう

 

ナベコロ
ナベコロ

アンプが近すぎる場合は1メートルくらい遠ざけると聞こえやすくなりますよ

 

・他のメンバーにベースの音が大きいと言われる

ベースの音量が大きすぎると演奏しずらいメンバーもいるので、音量の出しすぎには気をつけましょう。

 

★解決法
・ベースアンプの向きをその人に向かないように設置する
・ベースアンプの音量を少し小さくして、その分をモニターから返してもらう

  

ナベコロ
ナベコロ

メンバー全員が気持ちよく演奏できるように工夫しましょう!

 

・バスドラやベースの低音がまわってしまい中音が全体的にモワモワしてる

会場によって低音がまわって中音がモワモワしてしまうことがあります。
原因は会場の作りだったり、外音がステージまで聞こえすぎたりといろいろですが、基本的にはお客さんが入れば音を吸ってくれるので解消されることが多いです。

 

★解決法
・ライブ会場のスタッフに相談する

※普段その会場で行われてるライブでは、客入り後は低音のまわりが解消されているのかを確認します。その返答に応じて対処しましょう

 

ナベコロ
ナベコロ

その会場がいつも客入り後にモワモワが解消されるようならそのままでOKです!
もし解消されなそうなら《ベースアンプの音量を下げる》《 LOWのつまみを下げる》など、低音の要素を少なくしましょう。

 

・リハーサルの時とライブ本番で中音が変わる

さきほど書いた低音のまわりの部分の延長になりますが、ライブ本番ではリハーサルトと中音が少し変わります

原因はお客さんが入ると音を吸われてしまうからです

これはどうしようもないことなので、あらかじめ中音が変化してる事をすこし意識してライブに臨むと良いでしょう。

 

★解決法
・本番で低音が吸われることを考慮した上で中音を作っておく

  

ナベコロ
ナベコロ

だいたいの場合、ライブ本番では低音が削られてスッキリとした中音になることが多いですよ

 

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■ まとめ

今回は『中音を作り』について解説しましたがいかがだったでしょうか?

とにかく中音は、自分がしっかりと演奏できる様に音環境を作るのが大切だと思います。
それにはよくばらずに必要な音だけしっかり聞けるように調整するのがポイントです。

今まで上手く中音が作れなかった方は、ぜひ次回ライブの際に今回の記事を意識してみて下さい。

この記事が参考になればうれしいです。

 

ナベコロ
ナベコロ

最後まで読んでいただきありがとうございました

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