今使っているスティングレイ、音のバランスが悪くて使いずらいんだよなぁ・・・
僕はピックアップを変えたら音のバランスがかなり良くなりましたよ!
この記事を書いている僕は、現在ベース歴28年。ときどきプロのアーティストのライブサポートや、レコーディングでベースを弾いています。
スティングレイってルックスも音も個性的でカッコイイし、愛好者の多いベースですよね。
実は僕も学生の頃に先輩から譲ってもらったStingRayEXを1本所有していいます。
だけどこのベース、1弦~4弦までの音の出力のバランスが悪かったり、妙に高音域がギラつきすぎていたりして、なかなか実戦で使うことがずっとできずにいました。
ただ、思い出あるベースなのでなんとか活躍させてあげたい。。。そう思い、以前から良いと聞いていたNORDSTRAND【MM4.2】というピックアップに思い切って交換してみました。
そうしたら、音の出力バランスも耳障りだった高音域もすべて解消されたので、今回はその体験をご紹介したいと思います。
同じようにスティングレイの音作りで悩んでいる方は参考になるかもしれませんので是非チェックしてください。
スポンサーリンク
■ MM4.2は最高だった!StingRayEXのピックアップ交換
◇NORDSTRAND【MM4.2】とは
まず、NORDSTRANDとは著名ギタービルダー「John Suhr」の元で5年間マスタービルダーを務めたCarey Nordstrand氏が立ち上げたメーカーです。
NORDSTRANDで制作されるピックアップは、一つ一つが手巻きで作られるのが特徴で、近年ではハイエンドブランドにも採用され高い評価と信頼を得ています。
そして今回ご紹介する「MM4.2」ピックアップは、愛好者の多いヴィンテージスティングレイのピックアップを完全に再現したモデルで、素材・磁石・製法まで徹底的にオリジナルの再現にこだわって作られたものなのです。
◇今回交換したピックアップ配線
最初に配線についてですが、今回はパラレル配線でピックアップ交換しました。
- シリーズ(直列)配線…出力が大きく太いサウンド
- パラレル(並列)配線…出力はマイルドでブライトなサウンド
シリーズ配線にするかパラレル配線にするかはけっこう悩みました。
ネットやSNSなど見てみるとをシリーズ配線の方が人気がある印象でしたが、僕的には既に音の出力は十分だったので、音圧やパワーをとるよりスティングレイらしいカラッとした音にしたいと思い、パラレル配線に決めました。
◇MM4.2にPU交換後の音の感想
個人的な感想なのであくまで参考までに。
PU交換をした結果、1弦~4弦の音の出力バランスが整い、どのポジションを弾いても安定した出力でベースが弾けるようになりました。
高音に関しては、トレブルをブーストした時に感じていた嫌な高音域のギラつきは収まり、スティングレイらしさを残しながらも上品な高音に変わりました。
逆にトレブルを絞ると大人な雰囲気のベース音も作れて、おとなしめの音楽にもある程度対応できそうな感じです。
低音に関しては、ブースト・カットそれぞれが今までのような急激な変化ではなく自然な変化になり、自分のイメージ通りに低音をコントロールできるようになりました。
全体的な印象として、暴れていた部分が綺麗に整って、スティングレイらしさはしっかり残しつつも扱いやすいベースに変わった印象です。
スポンサーリンク
◇ピックアップ交換にかかった費用
・ピックアップ本体の代金
NORDSTRAND【MM4.2】
15.180円(税込)
僕が購入したときの価格です。サウンドハウスが一番安かったのでそこで購入しました。
・リペアショップでの工賃
ピックアップ交換工賃
5.500円(税込)
今回リペアしてもらったお店はGeek IN Boxさんで、ベースYouTubeで有名な嵯峨さんのお店です。
PU交換作業中には、ベースのメンテナンス等について気さくに色々と相談にのってくれてとても楽しい時間になりました!
Geek IN Boxさんには「パーソナルセットアップ」という弾く人に合わせた楽器調整サービスなどもあるので、ベースの調整で悩んでいる方は是非チェックしてみてください。
お店へのアクセス(横浜駅、平沼橋駅、戸部駅、高島町駅など利用可能)
◇その他の StingRay用 おすすめピックアップを紹介
MM4.2以外に、交換の候補にしていたピックアップをご紹介します。
・Seymour Duncan【SMB-4A AlnicoV】
カリフォルニアの世界的人気ブランドSEYMOUR DUNCANのピックアップ。
オリジナルの70sスティングレイサウンドを再現したモデルですが、1弦の出力のバランスの悪さは改善。
・Delano【MC 4 AL/V4】
特にヨーロッパで評価の高いドイツのブランドDelanoのピックアップ。
ヴィンテージサウンドを細部にわたって再現したモデルで、深みのある音を実現。
・aguilar【AG 4M】
ベースアンプやプリアンプで有名なニューヨークのブランドAguilarのピックアップ。
ヴィンテージサウンドを軸に、弦間のバランスやリッチな倍音といったaguilarの特徴をプラスした豪華なサウンド。
スポンサーリンク
■ まとめ
今回のピックアップ交換にかかった費用は合計で20.680円(税込)でした。
ベースを買い替えるのに比べたらとてもリーズナブルな価格ですよね。
このくらいの金額で根本的な音を変えれるのはとても魅力だなと思いました。
個人的にはPU交換をして大満足でした。
もし自分のベースの音に不満を持っている方は一度PU交換を検討してみるものよいかもしれません。
この記事がベーシストさんの参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました